■2002/03/16 物欲の虫がガンガンさわぐので、ついうっかり、SONYビルにいって触ってきちゃいました。というわけで前回のコラム[CLIE0058]の気になる点を実感してきました。 まずは、軽くファーストインプレッションから。 で、でかい! 閉じた状態でこの大きさ。いままでのPalm機を知っている人からすればかならずや、びっくりするでしょう。まあ、でもZAURUSぐらいだからそれはよしとするか。で、次に進む。 で、開いてみる。そこで一言。
で、でかい! うーむ、T600Cのときは「薄い!」って叫んでたような気がするが、今回はこのキーワードだ。 まあ、画面も320×480で、大きいからよしとするか・・・ということで画面をみると、これがうわさのソフトウェアGraffitiか。とりあえず文字書いてみる。おお、確かに書いたあとがトレースするやんけ。これはGraffiti初心者には便利かもねー、などといいつつ、気持ちはメインターゲットのキーボードに向かう。 まずは、見た目のインプレッションから。 思ったよりはキートップが小さくない。とりあえずキーをたたいてみる。うむ、クリック感もそれなりにある。キートップの間隔もそれなりにあって、ぶつかることはない。 しかし、しかし、しかし、しかーし。 やはり予感的中。このキーボード、あきらかにフォールドして打ちにくいのである。キーボードが使える状態、つまり開いた状態で、キーボードを挟み込むようにフォールドしてキーを両手の親指でたたく、いわゆる親指入力スタイルで試すと、1分もたたないうちに重さにめげてポジションを替えたくなるのであった。筐体をおなかに密着させて支えとし入力してみたり、薬指と親指で上下の辺を挟み込み人指し指で入力してみたり、いろいろとトライを重ねたが、一番しっくりくるのは、折りたたみ式の携帯電話を片手入力で打ち込むときのように、左右の辺を左手でフォールドし、左手親指をピポットのように使いつつ、JKLなどのキーは右手親指で入力するスタイルがまともだった。しかし、QWEAあたりのキーが窮屈で押しにくい。
さらに細かいことをいえば、URLを入れるようには考えられていないキー配置だ。 POBOXでも組合せればひょっとすると入力に耐えうるかもしれないが、ふつーのローマ字でバンバン入力したいまさぞうとしては、このキーボードはフィーリング的には合わないという結果になりました。 このCLIEにはカメラとか他のいろいろなギミックはあるが、それはもはや、とってつけたような状態なのだ。車の免許検定でいうと、ガードレールにぶつかりそうになって、「検定中止」というところですか。 うーむ。 せっかく、[CLIE0055]のまさぞうのリクエストに答えて作ってもらった(それはないって!)キーボードCLIEであるが、スライドOPENの初代ギミック大王のZAURUSは超えられず、追い討ちをかけるように回転する液晶画面が操作性を阻害しそうな雰囲気をかもし出していることを考えると、すぐに次の開発にとりかかり、これとは違った筐体でPalmOS5.0+ARM対応を実現しないと、やばいんじゃないですかねー。ファンとしては失速の危機を迎えそうな気がして心配なのですが。 なんだかCLIE初代から追っかけしている身としては、最近のCLIEのラインナップは迷走をはじめたのではないかと思ってしまう。初代のようなシンプルさはどこにいってしまったのだろう?同じキーボードをつけるにしてもThumTypeのような感じにして欲しかったと思うのはまさぞうだけだろうか?Palm機でイイ線いってるのはVisorのやつ(日本未発売)ぐらいだなあ。 ああ、愛しきCLIE。君はどこにいってしまうのだああああああああああああ・・・・・・ |