■2002/3/11
[CLIE0057] ついに飛び出たキーボードCLIE!
いやー、写メールって楽しいね!などと別の物欲達成でウハウハしてた近頃、CLIE日記に書くこともないなあ、一時休止宣言(つーか、もう4ヶ月も更新してね−じゃん!)でもしようかなあ、なんて思っていた矢先、またいきなりきましたよ。SONYさん。PalmOS
5.0+ARM CPUに合わせて、秋ごろ発売かなあ、なんて油断してたところにこの攻撃。相変わらずのVAIO並の投入ペースですなあ。
毎回多彩なギミックで驚かしてくれるのだが、今回はなんと「キーボード搭載」。まさぞう的には、これにつきますな。画像的にはすでにWebで露出していたので、実は「ぎょええええええ」というわけではないのだが、この時期に出すのはなんつーか、すごいっすねえ。このペース。
まあ、触ってみないとなんともいえないので、ここからは勝手な思い込みになるけど、不安と期待をこめて、物欲まさぞうの「ばっさり感」で各機能をなめてみよーっと。
(あー鬼武者2買わなければ。)で、最後に物欲風船がどうなるか・・・
<ハードキーボード>
目玉の一つがこれ。これこそ触ってみないとわからん。でもこの形状、まさぞう的にはいきなりNGじゃん。
「えー、まさぞうさんって、CLIEのファンじゃないのお?いきなり駄目出しなんて・・・」
そうですよ。ファンです。ファン。しかし、ほめるばかりがファンじゃない。より良いものに変革してもらうために、
いいものはいい、気に入らないものは気に入らないと素直に評価するようにしている。
なにがダメダメか?
それはキーボードを打つときのフォールディングのしやすさである。フリップ式のこの筐体では、どうしたって、縦長になる。さらに液晶ディスプレー部分はそれなりの厚みがあり、ということは、キーボード部分よりも重量があるように見える。つまり「頭でっかち」であり、重心が頭にある。すると、長時間のフォールディングはきつくなるというのがまさぞうの分析だ。
まさぞうは立ちながら長文をバンバン打ち込みたいだけであり、CLIEを使って画期的な筋トレ方式を生み出したいわけではない。これはPalm機にありがちなシリアル端子接続型のキーボードの欠点と同じにおいがする。まあ、実物を触ってみたら、「あれ、いい感じじゃん」となるかもしれんので、
想像はこれぐらいにしておこう。
もうひとつの観点は、「どこまでキーボードだけで操作できるか?」なのだが、CTLキーなどをフィーチャーしているところを見ると、これは期待できそうだ。
<カメラ>
一応、目玉の2つめか?しかし、これもバッサリ。11万画素じゃ、ぼけた映像で雰囲気しか記録できないぞっと。これもT600Cのときに出たカメラモジュールの単なる内蔵なので、きっとそうであろう。せめて、ZAURUS
MI-E25DCみたいに、30万画素(VGA)以上はないとメモカメラとしては使えない。あらゆるものを記録・保持するということで、カメラを内蔵すること自体の方向性はいいのだがねえ。
ワンタッチ起動ボタンなんかもついてたりして、いい線いっているだけに惜しい。
<液晶ディスプレー>
ソフトウェアGraffitiにしたおかげで画面サイズがさらに広がった。あとはこの画面サイズに内蔵アプリがどのレベルで対応しているかである。いちばん気がかりなのは、ブラウザだが、フォントだけ綺麗、サイズはやっぱり160×160だったら何の意味もない。Xllingのバージョンはまだ見ぬ2.0なのだが、Webで露出している画像を見る限り、気合が感じられない。
300×480の画面があるのなら、その解像度で出力して欲しいのだ。PalmOSの制約なんて打ち破って欲しいのだ。N700C以降の高解像度CLIEになっても、それを生かしたWebブラウザ(画像もきちんと圧縮される)が出ないのはソフトよりもハード先行のバランスの悪さが目立ってしまう。フォントだけ小さくするパッチのようなPalmwareしか手段がないのは、いかがなものだろう。純粋に「
携帯性の良い機器で、より広いサイズでブラウズしたい」だけで、それが携帯以上、PC以下のRich-PDAのアドバンテージなのだから。
また、デジタイザの精度も気になる。これもいままでのように、160×160程度の分解能でしかスキャンポイントがないとすれば、やっぱりまともな手書きソフトは今回も登場しない。きちんと300×480ポイント
に近い精度で認識して欲しいものだ。
<メモリスロット>
またしてもダブルスロット化は見送られた。コンパクトミラー型になって、これだけ底面積があるのだから可能だと思うのだが。やっとBluetoothカードを発売するようだが、メモリと同時に使えないのであれば、本体メモリの範囲で使わなければならず、魅力が半減する。まあ、カメラは内蔵しちゃったし、アタッチメント式のCFカードスロットがあるので通信はそちらでやればいいし、MS型のAir"Hなんて商品戦略的に絶対登場しないだろうからいいのだろうけど。ところで、Duoカードはどこいっちゃったんでしょうねえ・・・・
<通信手段>
T600Cと同様、バッテリー付きCFスロットによってAir"Hなどで通信できる。しかし、またこの機種依存のデザインなのでは?ユニバーサルコネクタにした意味はなんなんだろうか・・・・やっぱり見た目のデザインにもこだわれば、新しい金型つくってコストかけても独自オプションをリリースするというやり方なんだろうねえ。
<音楽とかTVとか画像管理とか地図とか>
まー、これは今までと同じということで。使う人は使う。使わない人は使わないというオプショナルな機能ですなあ。
<基礎体力>
CPUが33HMzから66HMzになった。PC9801でいうと、RXとRAの違いか?(古い!) そのかわり、電池のもちが2時間ほど悪くなった。まあ、CPUのせいだけじゃないんだろうけど。メモリは据え置きの16MB。まあ、MSにプログラムやデータを置いておける手法ができたのであまり問題じゃないだろうけど。
つーことで、結論は、「やっぱ、見てみないとわからんじゃん?」でした。さてどうしたものか・・・・
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