2000/11/11
[CLIE0038] CLIEでThumbType、その後

 さて、c3用のThumbTypeちょっと改造?してCLIEで利用できるようになったが、その後を報告しよう。

 もともと電車の中で「Web用の原稿をさくさく書きたい!」という用途に使いたくて始めたトライアルだが、その用途には向かないことを結論付けておく。これは以下の観点でまさぞうの要求水準に達成しなかったからだ。

  1. じっくり構えればそれなりに押せるのだが、キーピッチが異常に狭いため、立ちながらの揺れる電車の中では押し間違いが多数発生しストレスを感じる。推奨の親指ではなく、人差し指で押すという独自の入力スタイルも開発したが、やっぱりつらい。c3よりもシルクスクリーン領域の狭いCLIEだが、これに合わせるとなると、よりキーピッチを狭くする必要があり、実用になるかは疑問。(関係ないけど、m100ってもっと小さいんですよね。あれ用のThumbTypeはもはや神業に近いなあ)



  2. 入力反応がトロく、まさぞうのウルトラキータッチ?についてこない。ゆっくり押せばきちんと認識するが、これぐらいの速度ならGraffitiで書いても変らないし、そちらの方がむしろ様々なジェスチャーやタップができるので有効である。遅さの原因となる常駐ソフトはATOK、PowerJog、Teal Launch、POBOXなどであるがこれらを同時に利用できないと意味がない。
  3. やはり本体左右のバーの高さが気になり入力に集中できないし打ち間違えの原因にもなっている。厚めの液晶シートをつけることで事態はちょっとは改善されるが、根本的解決は、ThumbType自体の厚さを増やすこと。

 今回のトライアルは、製品のとしても未対応だし、それを無理やり使っているのでそれなりの結果となっているのだろう。同様のトライアルをしているモノラルCLIE改の雲山さんはいい調子らしいので、一概にダメとはいえない。たまたま、まさぞうの早撃ちガンマンな気質と利用環境に合わなかっただけ、ということにしておこう。

 そんなこんなで、これ以上のトライアルはまさぞうにとって意味なし、との判断で別の問題解決方法を模索するのだが、そんな矢先、まさぞうの苦悩に見かねた?友達が「Jornada690」を一定期間貸してくれることになった。いやあ、持つべきものは友達である。
 さて、次回以降、両者の最強コラボレーションを紹介していくつもりだ。

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