2001/01/28
[BUTU0024]
Libretto50の改造

 [BUTU0011]に新ZAURUSを触ってみた感想を書いたが、他のサイトを見ているうちにムラムラと昔のおたく的欲求が湧き上がってきた。それは「電車の中で映像をみる」というものだ。とりだめしたビデオや映画などを電車の隙間時間にみるというこの壮大(?)な計画。これが新ZAURUSならできるというのだ。新ZAURUSにはMPEG4で2時間ぐらいの動画を格納できる。これだけあれば、ドラマなんか余裕で格納できる。

 今は30分の通勤時間しかない。そのうち電車に乗っているのは5分だ。こういう状況では電車の中で映像をみるのはおろか、本すらろくに読めない。しかし、2月にオフィスの移動が決まっており、電車時間は30分ぐらいになる。これならまとまったことができるのではないかということで、また熱がぶりかえしたという訳だ。

 さて、とはいっても新ZAURUSを買うほどの投資はしたくない。継続するかどうかもわからんものに投資するほど金はない。どーにかならんかなあ、とWebサイトを巡回しているうちに、ひらめいた。そうだ、Libretto50を使おう!

 録画自体はVAIOのGIGA POCKETで簡単にできる。ここからMPEG1の画像も出力できる。これをMediaPlayerなどの映像ビューアーでみればいいのだ。Libretto50にはヘッドホン端子もついているのでばっちりだ。

 さっそく試してみる。結果。うーむ。いかん。Libretto50はCPUがPentium75。この非力なマシンパワーではMPEG1の画像はパラパラ漫画になってしまう。しかし、なんとか見れることはわかった。そこで次の手段に移った。改造である。

 秋葉原のマクサスなどで75Mhzから150Mhzの改造があるのは知っていた。Webページを検索すると、About Librettoというサイトで改造方法が紹介されており、それは1つのダイオードをつけることでできることを知った。さらに150Mhz固定であれば、ジャンパー1つでできることも情報入手した。該当基盤の写真画像は、別のサイトにある。

 さっそく実行。基盤は超細密なのではんだこてを持つ手が震える。作業時間10分。あっけなく終了。WCPUというツールでクロックアップを確認。みごと149.8Mhzと出ている。あきらかに体感速度も違う。成功である。動画をみてみると、VAIOで再生するスムーズさはなく、まだ若干カクカクしているが、モバイルという環境を考えれば十分である。ついでに以前音飛びが激しく、挫折したMP3データもすんなり再生できた。これは容量が少ないMP3プレーヤーの問題をいっきに解消してくれるアイテムではないか。すばらしい。

 長時間運用していないので、発熱等の危険性がないわけでもないが、すでに原価償却が済んでいるマシンである。まずは新生Librettoに乾杯したい。

 ところで、HDDであるが、標準の810MBではなく、すでに6GBに変更してある。最近はOVER20GBなんかもあるが、まずはこれだけあれば十分だろう。

 さて、これで動画がみれる&大量MP3再生環境ができた。これならHyperHideの利用用途もボイスメモ&運動中の音楽というのに特化できるので、高価な大量のメモリの必要性も減少した。メールの管理をVAIOに統合したときから使わなくなったLibrettoであるが、また鞄の中に返り咲きである。使ってみてまた感想を述べたいと思う。

[INDEX] [まさぞうTOP]