2001/04/28〜2001/05/04 九州旅行

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TOPICS

【事前準備】
 キャンセル待ちをかけていたスペインがNGになったので、今年のGWは国内旅行にすることにした。北方面はそれなりに出かけているので、今回は西にいくことに。四国という案もあったが、期間もあるし、どうせなら九州にしよう、ということで九州にいくことにした。
 まさぞうの九州旅行は今回で2度目だ。前回は博多、佐世保、長崎、雲仙、阿蘇、九重などを見たので今回のテーマは南。とはいうものの、れいこが見てない観光地は押さえておくという計画だ。自分でも一冊買ったが、友人や図書館から大量にガイド本を借り込み、どこを回るかプランニングした。
 まず現地では車で回ることにした。電車では数多くの観光地は回れないし、レンタカーでは高くつく。RVRで2人なら荷物も楽チンだ。ここまでは3秒ぐらいで決定したが、第一の課題は九州への入り方だ。前回は陸路で上陸した。2人で交代の運転だったが、18時間ほどかかり、ヘロヘロに疲れた記憶がある。そうなると手段は1つ。フェリーでいくことだ。さっそくWebでフェリーのページを検索する。
 インデクスとしてこのページがよくまとまっている。うーむ、東京からだと、28時間もかかるのか。なんかもってかないと飽きそうだな。値段も結構高い。お?大阪からも九州行きのフェリーがあるぞ。高速代を併せてもこっちの方が安い。さっそく予約だ。GWなので早めに予約しないとやばいだろう。ということで4月の頭にはすべての予約を完了した。
 フェリーの発着港の位置や、発着時間を勘案して車で回るルートを決定する。Navin'Youを駆使してポイント間の走行距離や移動時間を算出する。これでおおよその宿泊地候補が決定する。車中泊というのも考えたが、すべてホテルに泊まることにした。保養所契約しているところならそれなりに安いからである。ハウステンボス周辺のホテルは満室だったが、おおよそすべての場所で予約が取れた。
 さて、準備の最後は装備である。物欲おたくの最も気合の入るところだが、すでに必要なものは以前から購入済みで、渋滞対策用のPSとゲームCD、新曲のMP3をCD-Rで焼いたもの、買い出しの酒保管用のクーラーBOX、日記執筆用のJornadaとPC、各種充電器を積んだぐらいである。(十分多いってば)


4月28日のトピックス

【出発〜高速】
 3:30ごろ家を出発。すぐに首都高に乗り、一路東名道へ。ところどころ渋滞はあるが、それほどでもない。途中で何度かれいこと運転を交代し、10時前に大阪の環状線のICである道頓掘に到着した。

【くいだおれ】
 この時間の道頓堀では、まだ店がオープンしていない。おおよそ11時ぐらいからの開店らしい。グリコの広告看板のある橋などをうろうろして時間をつぶし、11時にたまたま開いていたお好み焼き屋に入った。その名も「ドムス」。2人で1つ、豚玉いかお好みやきというのを頼んだのだが結構いける。もう1枚行きたいところだが他のものも食べたいので、ぐっとこらえて店をでた。その後のくいだおれ、大たこは×、いか焼きも×。負け負け気分のところに期待しなかった金龍ラーメンが当り。塩味の白タンスープは若干コショウがきついがいいかんじである。かくして、2勝2敗でくいだおれは満腹のうちに終了した。

【日本橋電気街】
 腹が満たされたら今度は物欲だ(笑)。東の秋葉原、といったら、西の日本橋だ。大阪は過去2回いっているが、日本橋の電気街は初めて。あきれるれいこをつれて、ウィンドウショッピング。まあ、値段はそんなに変わらない。唯一、携帯電話が激安なぐらいである。そういえばということでCLIEのメモリスティックを買おうと思い、いくつか回ったが、存在せず。うーむ。秋葉原と同じく、まさに全国的に売りきれ状態なのであった。

【通天閣】
 れいこがみたことないというので通天閣に登る。600円。思ったより景色がいい。なぜか周りにはビジテルというマンションまたはビルが多く乱立している。夜景も見てみたい気分にもなったが、夜はフェリーなので時間がないのでまた機会があったらとする。窓の外にドームが見えたので、次の目的地をドームとする。いきあたりばったりだが、これも楽しい。

【大阪ドーム】
 ドーム。福岡のように中に入れるわけでもないので、前で写真を撮って終了。ドーム前の広場でフリマが開催されていた。しかも規模が結構でかい。れいこ、いきなりフリマにはまる。戦利品は食器で、大皿3つと小鉢を8つほど。これで、80円とはなんという買い物上手だろうか。恐れ入った。

【梅田】
 梅田駅に向かい、大丸の地下で蓬莱551の豚マンを食べる。よくわからないが551じゃないとだめらしい。車の中で食べてみると中のアンが激ウマ。これは癖になる。ついでに夜の船内宴会のための食材買い出しをする。

【ジャンジャン通り】
 フェリーの時間の前に夕飯を食べに新天地に向かう。見るからに怪しいジャンジャン通りに向かう。いくつかの店の中で将棋をやっているのをみて感動。まさにNHK朝ドラ「ふたりっこ」の世界である。
腹が空いたので「ちとせ」という串焼きの店にはいる。座ると注文もしていないのに、串カツがどんどんくる。うーむ、システムがわからんぞ。思い切って、メニューにある奴を注文する。味は繊細さはないが、雰囲気でうまいと感じてしまう。この雑さがつぼにはまるということだろう。注文する間も例の牛串はどんどん出されるのであるが、結局清算をすると残した奴は会計にはいらなかった。ワンコソバのようにどんどん食べさせる作戦なのか、待たせないためのサービスなのか、いまだもって謎である。

【泉大津】
 都市高速のはずれにフェリー乗り場はある。九州商船のフェリーだが、外から見ると結構大きい。登場手続きして、実際乗船してみると、まるでホテルのようである。うちらの寝室はカプセルホテル形式であり、ブース内に個人ロッカーや洗面所があるがある点はすばらしい。大浴場も男女とも2つずつあり、結構まともだ。おかげで、風呂にはいって、軽く宴会して、あとは爆睡である。瀬戸内海を航行するせいだろうか、船揺れもほとんどなかった。下手な民宿に泊まるよりもかなり上回った快適さで気が付けば新門司に到着していた。


4月29日のトピックス

【門司】
 港である門司は小樽のような街のつくりだ。それに期待して海鮮系の定食屋を探す。しかし日曜の朝なせいか、少ししかない店は全滅である。しかたなく小倉に移動。こっちは都市で、ファーストフードはあれど目的の定食屋は見つけられなかった。もたもたしているうちに時間がたってしまったので、しかたがなく、コンビニでおにぎりを食べることに。うーむ。下調べは重要だ。そう思いつつ、つぎの目的地の福岡に向かうために高速道路にのる。

【福岡】
 福岡では、ラーメンが目的だ。が、開店にはちょっと早い。実はれいこは宴会はやったが、福岡観光はもまともにしていないとのことで、ラーメン屋近くにあるところで回ることにした。カーナビをぐるぐるまわす。福岡タワーや海の中道などもみえたが、雨だしちょっと時間がかかるので、ボートに乗ったカップルは分かれることで有名な大濠公園と、もはやオープン当時の活気は薄れた博多ベイサイドプレイスを回る。ともに着いて写真とっだけ。まあ、東京でいえば井の頭公園と日の出桟橋といったところなのでいまさらじっくり見るところでもないのだが。

【ラーメン巡り 秀ちゃん&華】
 ラーメン屋に向かった。まずは秀ちゃん。昼の営業時間は12時〜13時と時間がない。12:15についたのだが、すでに列ができている。15分ほど待って、やっと席につく。カウンター席が15席ほどで真中に厨房がある。座ってからさらに7分ぐらい待って、待望のラーメンがでてくる。いかにもこってりという感じだ。一口たべる。うまい!もう一口食べる。やっぱりうまい。くどすぎず、かといって、きちんと深みもある。麺、スープ、具のハーモニー重視のまさぞうは、あっという間に食べてしまった。替玉したかったが、もう1軒いくことにしているので、やめとく。結果として今回の九州旅行で一番うまかった食べ物といってもいいだろう。
 秀ちゃんの余韻も覚めやらぬ間に、つづいて、華、というラーメン屋に向かう。ラーメンと餃子を1つずつ2人で頼んだ。スープは博多ラーメンにしては変わっていて、味噌(なのかわからんが)的トンコツ。まあまあ悪くないのだが、秀ちゃんのあとにもってくるには辛いか。


九州らーめん紀行
http://leo10.cse.kyutech.ac.jp/koura/ramen/ramen.html

【大宰府】
 大満足のうち、博多を離れ、これまたれいこがみたことのないという大宰府に向かう。「ここは福沢諭吉を祭ってんだ」「そりゃ、菅原道真でしょ!」などと、日本史記憶ゼロなまさぞうと、れいこの会話をしながら、おみくじを買ってみた。するとまさぞうはなんとは1番大吉!ここで浮かれたのが、後日痛い目に会うことになろうとは!(詳細は鹿児島編にて) ちなみにれいこは末吉でした。そのあと、お土産屋通りで梅ヶ枝餅を食べる。「梅ヶ枝餅って、真中に昔のアンパンみたいに梅がのってるんだよな」というのは大嘘である。見てみるとどこにも梅はのっていない。梅の花のマークがあるだけだ。焼きたてを食してみると、まあまあうまい。やはりできたての、あったかいうちがいいようだ。食べ終わると、車はまた長崎に向けて走り出した。

【ハウステンボス】
 天候が回復してきたのと、スターライトチケットがあるのを発見し、明日に予定していたハウステンボスを急遽、前倒していくことにする。明日の移動距離がネックだっただけに結構いいプラン変更だ。しかし、ガイド本では18:00とあり、まだ1時間以上ある。とりあえずハウステンボスに行って、入り口のお土産売り場周辺で時間をつぶそうということで、現地に向かった。到着し、チケット売り場にて聞いてみるとなんと17:00から入れるという。らラッキー。さっそくチケットを買って中にはいる。
 最初のKing Tedy Beer Musiemに入ろうとすると、17:30までといわれる。どうやら、アトラクションはほとんど夕方には終わってしまうらしい。うーむ。なんのためのスターライトチケットなのだろうか?結局、いくつかのアトラクションにしぼって、急いでまわることにする。Sail、ホライゾンアドベンチャー、大航海、タワー、船の5つに乗れた。いちいち金を払うのが面倒くさいのでフリーパスを買うが余裕で元がとれた。そのうちあたりはすっかり暗くなり、ハウステンボスの町並みが徐々にライトアップされていく。以前昼間に来たときもその風景が気に入ったのだが、夜はまたすばらしい。とくにホテルヨーロッパやタワーのあたりは格別だ。こんな町並みを持っているオランダにぜひ行ってみたいと思った。
さて、そろそろ宿に向かわないといけない時間だ。予約の取れなかったホテルヨーロッパには名残おしいが、れいこがハウステンボスの地ビールを飲み終えるのを合図に現地を出発する。

【長崎夜景】
 長崎は、函館、六甲と続いて日本3大夜景の一角を築く。その長崎の、稲左山で夜景をみようとする。すでにロープウェイの時間は終了しているので、1段下のロープウェイ乗り場付近で見るために車を走らせた。近くまできてみたが、霧で視界が悪く、どこからみたらよいかわからない。あきらめて帰りがけの道端で突如夜景が見える!展望台よりははるかに低い位置ではあるが、それなりにきれいである。だがやはり想い出の場所でもある函館にはかなわない。翌日昼に対岸の山道を車で走ったが、そちらの方が景色的にはきれいかもしれない。もし、もう一度いくことがあれば、今度はそちらから見てみようと思う。

【JALホテル長崎】
 JALホテルに向かう。場所は中華街のある新地のど真ん中だ。部屋はいわゆるシティホテル。長崎市内観光の拠点としてはいいかもしれない。ホテルのそばは思案橋まで飲み屋街でもあり、その中の一軒の居酒屋に遅めの夕飯にいく。刺身など数品を頼むが味はまあまだった。


4月30日のトピックス

【オランダ坂、大浦天主堂、グラバー園】
 起きてみると雨。ホテルをチェックアウトし、まずはオランダ坂にいく。なんのことはない、ただの石畳の坂である。写真を撮って終了。
つぎにグラバー園方面に向かう。ここには大浦天主堂もあり、まずは、そこにいく。日本最古の教会らしく、かなり痛んでいる。現在は教会としては使っていない。外国ではもっと古い教会もいまだに健在なことを考えると、きわめて観光地に特化しているといえよう。出口付近のパネルで、日本鎖国時代のキリスト教の歴史について詳しく書いてあり、勉強にはなる。
続いて、グラバー園に入る。大人600円。はいってすぐエスカレーターがあり、グラバー園の頂上まで上る。ここは三菱造船の敷地だったところらしく、船員の一時宿ということらしい。長崎港が一望できる・・・はずが霧のため何も見えない。その後、グラバー、リンガー、オルガの邸宅を回った。どれも当時の優雅な生活が垣間見ることができる。うーん、金持ちっていいなあ。

【チャンポン】
 新地にもどり、チャンポンを食うことにする。江山楼というガイドブックに書いてあったところを目指す。店の前にきてみると、別館などがあるかなり大きなつくりのところである。丁度お昼どきですでに待ち行列ができている。タイミングがよく、10分ぐらいで席につくことができた。特にチャンポンの専門店というわけではなく、中華料理屋の中でたまたまチャンポンがあるというメニュー構成だ。とりあえず、チャンポンと皿うどんを頼む。食してみると、結構うまい。特にチャンポンのスープは絶品だ。皿うどんも最初はうまいと思ったが、油ギッシュであり、最後の方はくどすぎてしまう。もし今度頼むなら、チャンポンと他のチャーハンとか海老チリなんかを頼む方がいいだろう。

【カステラ】
 長崎といえばカステラ。市内には多数のカステラ店が乱立している。食べ比べようと思い立ち、有名処を巡回して「大人買い」することにした。まずは、グラバー園のお土産屋通りにあった、文明堂総本店。「カステラ1番、電話は2番、3時のおやつは文明堂」で有名なアレである。しかし、なぜ電話は2番なんだろうか?ここに回答があった!各カステラ店では1本では多いので半分というサイズの奴を購入している。
 さて2番目は同じお土産通りにあった、清風堂というカステラ屋である。試食をしてみるとチーズカステラというのが意外にうまい。まるでチーズケーキのようである。すかさず購入。うーむ、プレーンなカステラ本体を比較するのではなかったのか、という疑問は浮かんだが、まあいいか、と次に進む。
次はやはりお土産通りからちょっと横にいったところにある、長崎屋というカステラ店である。ここも試食ができるので食べてみたが、カステラの味が薄い感じがする。当店オリジナルのカステラパイというのがあったのでそれも試食してみると、なかなかいける。これはカステラか?という疑問はあったが、まあいいか、うまいし、と次に進む。
 次に、本命中の本命。東京駅でも買える福砂屋だ。とりあえず本店で買うことに意義がある。ここでしか売っていない特別カステラもあったが、倍以上する値段にクラクラし、普通のやつを購入した。ここでは試食はできなかった。
次は眼鏡橋のそばにある、松翁堂である。チョコラーテという、カステラにカカオを混ぜたカステラが有名らしい。まずはそれを購入する。カステラ対決のため、ここでは普通のカステラも購入した。

・・・後日家にて食べ比べをした。やはり福砂屋が一番。亜流ではチーズカステラがよかった。これでもう悩むこともあるまい。

【平和記念公園】
 前回いったときは工事中でみれなかったのだが、平和の像のところは広場になっていた。そこに説明の看板があり、みてみると、爆心地はここじゃないことが判明。ずっと、平和の像が指している上空だと思っていたのに。

【雲仙温泉・地獄巡り】
 いわゆる温泉が沸いていて岩肌が露出し、硫黄の熱気が立ちこめている場所。硫黄のにおいってあんまり好きじゃないのでどんどん突き進む。前に来たときは半周でやめてしまったのだが、れいこが見たいというのでがまんしてつきあう。うーむ、硫黄は温泉だけで十分だ。

【富喜屋】
雲仙温泉街のど真中にあるホテル。すぐうらが、硫黄のたちこめる地獄巡りがある。部屋は広いし、窓からみる地獄巡りの風景は圧巻だ(当然窓は閉めっぱなし)。仲居さんの対応、部屋での豪華な食事、そして露天風呂やサウナも完備した浴場など、雲仙にきて金をかけて泊まるならここしかないというレベルである。登別で泊まった第一滝本館と同じぐらい気に入ったのであった。


5月1日のトピックス

【雲仙普賢岳】
 霧でほとんど見えないのと、フェリーの時間が迫っているのとで、普賢岳を見るための有料道路にはいかなかった。島原までの道から土石流の後が見えるはずだ・・・と思っていたが、見えたのは一瞬だけ。やっぱり晴れていないと風景観光はだめだめですな。

【島原フェリー】
 島原と熊本を結ぶフェリー。距離が近いので1時間に1本ぐらいのペースである。いちおう予約していたのだがそれよりも早い時間で乗船できた。船の中で熊本から霧島までのプランを考える。高千穂峡にいってみたかったが、時間的につらいのと、天気が思わしくないのとで、次の機会にまわすことにした。その分時間があくので、熊本市内観光をすることにした。

【熊本ラーメン】
 こむらさき、桂花など東京で有名な熊本ラーメンはあるが、今回はガイドブックにも出ている黒亭にいった。いってみると店の前に列がみえる。列に加わって15分ほどで店内へ、さらに7分ぐらいで席につけた。席についてから10分ぐらいでやっと念願のラーメンがでてきた。味は東京でいうと「肥後のれん」に似ている。秀ちゃんのように絶品というわけではないが、それなりにうまい。満足して店を出る。

【熊本城】
 熊本観光といえば阿蘇だが、そこまでは足を伸ばせないので、市内のシンボルである熊本城にいった。城自体は明治維新のときに全焼しているので復元されたものだそうだ。天守閣の中は鉄筋コンクリートであり、資料館になっている。外見しか昔の面影はないのだが、それはそれでいいのだろう。天守閣以外にも門などの復元工事をしていた。どうせなら、日光江戸村みたいにテーマパークにしてしまうというのはどうだろう?

【生駒高原】
 高千穂がなくなったので、他に何かネイチャーヒーリング的な場所にいきたくてガイドブックをみていると、霧島にいく途中に生駒高原という花畑で有名だというのを見つけた。北海道でいうと富良野であろうか。そこにいってみることにした。しかし、だんだん天気は悪くなり、ついたころにはバケツをひっくりかえしたような雨。さらに花畑をみるのに入場料もとるので入るのをやめてしまった。晴れていればきれいだろうに。残念。

【霧島神宮・九尾の滝】
ホテルに向かう前に霧島水天宮に向かうことにした。うーむ、歴史的背景は・・・とまた日本史記憶ゼロ。
滝はきれいでした。どーっという音も結構好きなのだよなあ。

【霧島温泉】
 木々の間から温泉の湯気が立ちこめている姿は一瞬山火事かとおもってしまう。そんな中にある温泉街だ。大きめなホテルがいくつもあり、その中の1つ、霧島国際ホテルに宿泊した。何百人規模で泊まれるマンモスホテルで、風呂にいくにもかなりの距離を歩く必要がある。無駄に広いというのはこのことをいうのだろう。食事も品数や盛り付け方はゴージャスだが、一番大切な味にアドバンテージがあるというわけでもない。部屋も普通、サービスも普通。風呂も普通ということで、あえてリピートするまでもないだろう。


5月2日のトピックス

【南九州自動車道】
 今日は観光ポイントへの移動距離も長く、車でかなり走らねばならない日である。鹿児島市よりさらに南の指宿までいって、そのあと鹿児島市に帰ってきて、そこから桜島へのフェリーにのって桜島観光。さらに東に向かい、日南海岸の宿までいかなければいけない。そんなあせりが原因だろうか。はたまた鹿児島県民のどっしりとした性格のなせる技であろうか。RVRは高速を順調に飛ばしていた。それはやけにクリーム色の強いスカイラインを抜かした後に起こった。その車は走行車線を走っているトラックの後ろにぴったりついていた。この手の車は飛ばす性格の持ち主がオーナーとなっている場合が多く、自分以外に飛ばしている車をみつけると追跡してきてブっちぎることで快感を覚えるような奴であるのは想像に難くない。などど思っていると、ルームミラーにいきなりスカイラインが現れ、ぐんぐん迫ってくる。走行車線に入ろうとするが、それなりに混んでいる。さらにSAとICがあり、進入路から車が入ってくることも考えられる。ということで、ICを過ぎたら走行車線に入ろうと決めて追い越し車線を120Km弱ぐらいで走行していた。あとちょっとでICを過ぎようとしてたころ、ルームミラーに赤い光が回転しているのが!あちゃー。あおっているのではなく、追尾していたのかー。ちくしょー!
 ストップカウンタは115キロ。つまり35キロオーバー。東京方面じゃ、巡航速度だぞ?高速なので40キロオーバーが免停らしい。点数3点、罰金35000円なりの青キップ。一気に気分消沈。

【指宿】
 ロスタイムがあってもガンガンいくしかない。指宿スカイラインを駆使して正午には指宿に到着。町営の砂蒸し会館に入る。受け付すると浴衣を貸してくれる。それに着替えて海岸へ。おお、やってるやってる。コンクリートでしきられた枠に温泉のお湯をいれて、その上から砂を入れる。こうして下地が出来上がる。下地の上に入浴者が寝ると、砂かけGAL(おばちゃんだっつーの)達がスコップで砂をかけてくれる。背中はじりじり暑いし、体にかけられた砂はどっしりと重い。この重さが心地よい。アイロンでプレスされるような錯覚におちいりながら、体はどんどんポカポカになる。15分ぐらいして起き上がったのだが、ちょっとのぼせたせいか、フラフラする。海岸から内湯に戻って砂を洗い流すとともに、体や髪を洗う。砂蒸しは初めてだったが、またやってもいいと思う。

【鹿児島ラーメン】
 指宿から取って返して鹿児島市へ。海岸沿いの街を走ってきたので、それなりに渋滞にはまる。はたしてラーメンなんて食べている時間はあるのだろうか、といいつつ、宿に電話。21:00まで食事をまってくれるとのことなので鹿児島でラーメンを食べていくことにする。こむらさきという、熊本ラーメンでは有名だが、なんの関係もないという店に向かう。歩行者天国の商店街の中にあり、カーナビでは示す位置までいけない。しかたなく、車を道向こうの駐車場にいれて、てくてく歩いていった。
 ついた店はラーメン屋というよりは中華料理屋風の内装をしており、店員はおばちゃんだらけであった。ラーメンは基本的に1種類しかないのだが、それが900円と高い。味はさっぱりとした塩風であり、麺が春雨か、そうめんといった感じである。非常に特徴的ではあるのだが、わざわざここまできてしかも900円も払って食べるほどのものではない。またしても秀ちゃんの味と比較してしまうのであった。

【桜島】
 ラーメンを食べ終わって、桜島へのフェリーに乗る。乗船手続きなどというものはなく、来たものをどんどん乗せていく感じだ。ほんの15分ほどの航路なので、いわゆる渡し舟感覚なのだろう。到着したところに高速道路のような料金所があり、そこで料金払う。すると目の前には桜島の火山の岩肌がみえる。さっそく展望台まで車を走らせる。

 展望台は火山を見渡せるが、阿蘇のように火口近くまでいけるというわけではない。あくまで遠くからみるといった感じだ。活火山ゆえ、これ以上近づくのは危険ということなのだろう。というわけで、ちょっと物足りなかったのだが、それよりも海をはさんで反対側の鹿児島市の眺望がすばらしい。

 島の南側を走ると、溶岩の塊があちらこちらに群在しているところがある。関東でいうところの鬼押出しのようなところであるが、規模が違う。ほんとうにあたり一面で、海にまでいたっている。火山のすごさを見せつけるものだ。先ほどの展望台よりずっと迫力がある。
 桜島の西には埋没鳥居という火山灰に埋まってしまった鳥居がある。周囲の家が平然と立っているなかにあり、「ほんとうに埋まったんか?」というように真実感に欠ける場所だ。どうせなら、埋まった神社もそのまま保存してくれれば、などと勝手なことを想像する。

 桜島を後にして、一般道を地図とカーナビでショートカットを見つけながら突き進む。夕食に間に合わせるためだ。結構ルート探索がうまくいって、20時前にはホテルにつくことができた。

【南郷プリンスホテル】
 プライベートビーチを備える90室ほどのホテル。窓から眺めるオーシャンビューは絶景。部屋のつくりはいかにもプリンスだが、洗面所が部屋に露出しているのは珍しい。
 夕食は前菜のシーフードのマリネ、2品目のたけのこのグリルはよかったが、メインの牛フィレ、鯛はそれほででもない。ワインはハーフを2つ、シャブリとシャトーレオーネを注文。それにしても客がいない。平日とは言えGWなんだけどなあ。
 海岸線にはプライベートビーチがある。周囲は岩で、砂はどこからか運んできた人口のものだろう。雰囲気はハワイのハナウマベイといったところだ。


5月3日のトピックス

【都井岬】
 灯台があるだけかと思ったら、岬全体が公園になっていた。いろいろあるのだが、なんと野生の馬がいる。どうみても牧場のようなのだが、野生という。馬小屋がないだけともいうのではなかろうか。
灯台を見に行った。入場料150円。灯台自体はなんてことないのだが、なぜか周囲には蜂がうようよいる。まさぞうは刺された事はないんだけども、蜂の動きが嫌いだ。うー、なんでそこでホバリングしてるんだよー。あっちいけー。というわけで蜂に気を取られていて灯台の記憶はほとんどない。困った、困った。

【フェニックス街道】
 日南の海沿いの道は適度なワインディングになっており、椰子の木なんかがいたるところに生えていて、気分はすっかり南国だ。ピーカンで吹く風だけすずしい今の気候は、ドライブには最高だ。こういうときにはオープンカーが欲しくなってくる。

【青島神社】
 出島にある神社。まわりは鬼の洗濯岩と呼ばれる波で侵食された段々上の岩礁に囲まれている。神社自体はどうってことないのだが、この洗濯岩は一見の価値がある。自然の力のすごさを垣間見ることができるからである。

【宮崎平和公園】
 宮崎市の北西にある公園。平和の塔という、どうみえても「バビルの塔」にしか見えない塔が中心にある総合公園だ。宮崎の町が一望できかと思いきや、いまいち標高が足りなくて町が見えない。塔の近くにハニワ園なるものがあり、散策路の間にハニワがちりばめられている。ある意味、不気味な空間である。

【すし屋】
 大幸寿司(宮崎市一ノ宮町37)という店で食事をとる。たづな寿司というのがあって細くしたシャリにたづなのように寿司ネタを巻いていくというものである。ネタ的にはまあまあであった。

【フェリー・マリンエキスプレス】
 行きの九州商船よりもやや小型。くつろぐロビーも狭く、2等寝台のベットは詰め所のようで狭い。カプセルでも個人ロッカーがあるわけでもない。作りもややチープである。同じ大阪行きでもこちら太平洋を運行する。その日は低気圧があり、海はややしけている。宴会でもしようと思ったが、それなりに揺れるので眠たいうちに寝てしまった方が酔わなくていいだろうということであっけなく寝てしまった。結構ゆれたらしく、戻している人も多い中、おかげでぐっすり眠ることができ、いつのまにか大阪についていた。

【帰りの高速道路】
 名神自動車道に乗るのに大阪環状線に入ったが、どこから抜け出すかわからず、2週もしてしまった。すなおにカーナビに従った方がよかったようだ。帰りはところどころ渋滞。ついに渋滞ストレス解消グッズのPSを接続し、アドベンチャーゲームの時空探偵DD、ウィニングポスト、さるげっちゅーなどを楽しんだ。ゲームをやっているうちに、東京についてしまった。RVRの走行距離2300kmにおよぶ旅であった。


その他いろいろ

【カーナビ】
 今回カーナビは多いに役に立ったが、適正な道路のオーバービューをみるのはやはり紙の地図がよいと思った。カーナビでの現状位置把握と地図でのおおまかな道路選択つーのがいいね。もちろん、助手席に地図が読めるナビゲーターがいることが前提なのだが。

【フェリー】
 大阪からのフェリーというのはコストパフォーマンス的にも1泊で済むという時間的にもよかった。もちろん、川崎からいけば楽なのだが、1日以上も船にのることになり、もし船が揺れたときにはその後の運転なんてできないであろう。

【渋滞グッズ】
 GWだったが、出発と帰宅の日程をうまくずらしたおかげで50kmを越すような大渋滞にはまることはなかった。しかし、渋滞は当然あったので、PSは役立った。もちろんAC電源を使うのでコンバーターや予備のバッテリィなどもあらかじめ積んであるのだが。前は車載TVを使ったが、今回はカーナビのディスプレイを利用。7inchあるので十分楽しめた。車に常備しておいてもいいのだが、真夏の車内温度上昇を考えると躊躇してしまう。

【九州のモバイル通信】
 様々なところでモバイル通信をトライした。機器はPC+ドッチーモ。
船上:携帯は十分使えた。PHSでは当然のようにだめ。
長崎市内のホテル:携帯、PHSともにOK。
雲仙のホテル:携帯OK、PHSだめ。
霧島のホテル:携帯OK、PHSだめ。
日南のホテル:携帯OK、PHSだめ。
総じて、ドコモのPHSは九州では市街以外はだめだめですなあ。

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