■2001/08/26 みなさん、しばらくぶりです。本業が忙しく、更新も3ヶ月以上も停滞してしまいました。 結果として、今も「応募します」で借用したN700Cはまだ手元にあります。ということは・・・いちおう、応募はしました! ただし、目標機能の1/5しか実装できませんでした。壮大(?)なる構想を持つメモリースティックテキストベースのDBである「Experience Partner」は、応募時点では、単なるMSテキストエディタとなってしまいました。がはは。机上での機能設計はそれなりにやったんですけどね。 その理由は2つ。1つめは、本業の開発プロジェクトが同時期にカットオーバーだったこと。これによりPalmwear開発にあてようと思っていた「通勤時間」「早朝」「休日の午前」という時間が、次々と仕事に侵食されていったのであった。ちーん。まー、これは趣味のプログラマーの永遠の課題ではありますけどね。さらに、仕事と趣味が同じパソコン上で展開されるので、気持ちの切り替えも難しく、どうしても仕事のことが頭から離れない状態にもなりました。スポーツなど別ベクトルのやつだとやっている最中は頭の中真っ白にできたのですけどねえ。 2つめの理由は、作るのに結構乗り越えるべきハードルが多かったこと。イベントループの扱い、フォーム表示までのプロセス、フィールドオブジェクトをエディタとして機能させるためのデータとの対応づけ、スクロールバーの付与、テーブルオブジェクトにアイコンを出す方式、テーブルオブジェクトのタップ後の対応、メモリスティックの情報取得、ファイルリード、ファイルライト、フォルダ操作、Jogイベントに対応する処理の切り分け、メモリ管理・・・・・・ 特にメモリには泣かされました。ダイナミックヒープといってプログラムで使えるエリアがアプリ分は32KBしかない!テキスト加工中心のアプリなんで、なにも考えずバッファをどーんと取りたいのにそんなことしたら動かなくなっちゃう。じゃあメモリスティックから直接リードライトするかとか思ったけど、ライトが遅すぎ!1Kのテキストを1バイトずつ書くのに3分以上もかかるなんて・・・。 結局、応募したPalmwareは未練たらたらで、おまけに数日後に致命的なバグを発見。バグ修復のポイントは見えているけど、すでに応募は締め切っているので修正・提出はできず。というわけでまさぞうのプログラムコンテストは終わりを告げたのであった。ちーん。 一応、応募が完了したということで、商品のCLIE N700Cは手元に残ったけど、まだまだ理想のPalmwareができあがった訳ではないので、引き続き開発時間の確保に走るのであった。そのうち公開できることを祈りつつ。 しかし、今回の結論。 「趣味に締め切りはいらない。締め切りは仕事だけでたくさんだあ!」 ということで、とりあえずPalmware作家のまさぞうの第一歩が踏み出されたのであった。 |