■2001/05/13
[CLIE0050] 新CLIEをいじってみて 新CLIEが到着したのは、GWの最中の5月3日だった。その日は九州に旅行していたので、結局新CLIEとご対面したのは旅行から帰ってきた次の日の5月5日のことだった。早速セットアップを開始し、各種Palmwareをインストールしてみた。以下気づいたことを列挙してみる。
1.液晶の見易さ
CLIEのラインナップのうちPEG-N700Cを選択する理由は液晶の綺麗さである。これは文句なしである。とくにフロントライトをつけたときは抜群で、透過型液晶のようなギラギラとしたものではなく、上品な明るさを持っている。唯一気になるのはフロントライトを消したときだ。それなりにきちんと見えるのだが、フロントライトの厚みのせいか液晶面までの奥行きがあり、そのために淵の影ができてしまい、メモ帳などのアプリで両端の文字が判別しにくいのであった。まあ、フロントライトつけっぱなしにすれば問題ないのではあるが。
2.フォントの見易さ
かねてからPlamのフォントはごつごつして読みにくかったのだが、新CLIEの精細フォントは絶品だ。やや細い感があるが、非常に読みやすい。
3.アプリ切り替えの遅さ
まさぞうが手にしたときには様々なところで議論されていた。確かに気になる遅さである。しかしこの問題のソリューションは明確だ。SONYから出ているハードウェア制御ソフトウェアアップデートと「グラフィックドライバー
MQGEExt.prc 1.01」アップデートをいれて、さらに今関氏のSwitchDashなるPalmwareを利用する。これで切り替えの遅さはまったく気にならない状態になる。
4.Audio機能
PCにインストールしたOpenMG JukeboxからCLIEに挿入した白メモリスティックに音楽データをチェックインする。この動作がいかんともしがたく面倒くさい。さらに、まさぞうのライブラリはもはやMP3に統一されているし、いちいちMG形式に変換するのも嫌だ。この2つの要因があるかぎり、まさぞうはSONYのソリッドミュージックのインフラは使う気になれない。結局、入手する前の思惑通り、CLIEで音楽を聴くことはやめることにした。なんでもCLIEのアメリカ版ではMP3が使えるとのことであり、日本のCLIEでもひょっとしたら使えるようになるかもしれないが、エキスプローラでMP3のファイルがドラック&ドロップ的に扱える様な安直なインタフェースにならない限り、やっぱり面倒くさいのでそうなってから考えることにして、やはり別のMP3プレーヤーであるHyperHideを使うのであった。
5.動画機能
VAIOのGigaPocketで録画したTV番組をgMovie形式に変換してメモリスティックにいれて外出先でCLIEでみる。これが思った以上に楽しい。詳しくは別のコラムで書くことにする。
6.PictureGear
高解像度に対応して1枚1枚の絵は綺麗にみえようになった。しかしFireVeiwerに比べると使いにくい。ズーム、ドラッグよる画像の上下左右自在スクロールなど、より扱いやすいようにしてもらいたいところだ。やはりFireveiwerはすばらしい。これで高解像度対応になったらさらにいいのだが。
7.筐体の大きさ
旧CLIEよりも厚みが増し、重量もずしっとくるように感じていたが、あっという間に慣れてしまった。慣れしまえば、この厚みが結構シックリくる。
8.カバー
液晶保護の観点からすると、カバーはあった方がいい。しかし、早撃ちガンマンの使い方からするとカバーはない方がいい。旧CLIE同様、ZAURUS用の液晶フィルムを切り取ってはめ込んでいる(これの書き味が好きなのだ)が、付属の紺色カバーもつけている。カバーをあける分、やっぱり参照や記録にワンテンポ遅れてしまう。やっぱりまさぞう的にはとった方がいいかなあ。
以上、雑多なことを書いたが、総じて「新CLIEはすばらしい」といえよう。やっぱりあのカラー画面に変わるものはZAURUSかiPAQぐらいしかないのではないか?まだ高解像度のアプリケーションは少なく、参照情報量の増加というメリットを享受していないが、そのうち充実してくるはずであり、ますます、楽しみになってくる。
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