■2002/02/13 さて、空いたものは使いたいのが物欲魂であることは前回も述べた。壁か・・・・うーむ。絵でも飾るか。しかし、そんな趣味はない。 そんな矢先、知り合いの間でAV機器の話題がなされていた。HDD+DVD-Rなどのビデオ機器や斜めから投射可能なソニーのプロジェクタが話題の中心だ。やりとりの中であることを思い出した。それはおたく愛読書のDIMEに書かれていたことで、プロジェクターで白い壁に映画を映すというものだった。「おうちで映画かあ・・・」。しかしそれにはプロジェクタが必要だ。そしてプロジェクタは高価であり、買うにはそれなりのなものだ。 そんな思いがまさぞうの中をかけ巡っているとれいこの一言。 「ねえ、プロジェクタ買おうよ」 またしても登場。れいこの物欲日記第4幕がここに始まったのであった。もう誰も止められない。
「プロジェクタ買って何みるの?」 どうやら映画などを見たいわけではないらしい。もともとれいこに映画をガンガン見る趣味はない。それでも買おうというのだ。 しかし、不安があった。果たしてこの壁にプロジェクタで投影した画像がきちんと映るのであろうか?高価な買い物だけに失敗は許されない。 ・・・というわけで、知り合いからプロジェクタを借りてくることにした。これでOKなら次のステップに移れる。結果は、ばっちりだった。昼間の明るいときはつらいが、カーテンを閉めればそれなりに見れる。夜で暗いときなら完璧だ。これで不安は払拭された。さて、次は機種の選定だ。と思っていたら、れいこがなにやらネットで調べている。
「やっぱりルーメンは明るい方がいいのよね」 れいこ主導で、あれよあれよという間に選定機種が決まった。パナソニックのAE-100と三菱のLVP-L01である。さっそく品物を見に行く。映像的には三菱の奴がいいよと店員がいっていた。そういわれるとなんとなく画像も引き締まって見える。しかし、金額的には圧倒的にAE-100の方が安い。
「プロジェクター初心者なんだから、いきなり高いの買ってもだめよ。評判がそれなりによくて、値段が安いAE-100にしましょう」 物欲の発想の違いを認識した。まさぞうなら価格が許す範囲で機能充実の最強機種を買う。その方が後悔がないと考えられるからだ。しかし今回は機能の充実というより画質というきわめて確実性のないものへの投資になる。こういうものは確かにれいこの言うように慣れれば気にならないだろうし、最近は音質も画質もこだわりがなく、「見れること自体が重要」と考えるようになっていたのですぐに同意した。質にこだわると物欲は青天井なのであった。
機種が決まれば購入だ。物欲の見方、価格.COMで調査し、秋葉原のはずれのAVウエノで14万円台で購入。 さて、設置だが、最初は天井から吊るそうと考えていた。場所的に一番邪魔にならないからだ。しかし、自分でやるにしても工事に金がかかること、ぶら下げるものは落ちる可能性があること、設置可能位置だと焦点距離が足りなく、大画面にならないことなど複合的な要因から断念した。 どうしようかと思っていた矢先、本体の裏をみていると、固定するための穴がある。ん?三脚に付かないかな?と思ってつけてみるとぴったりとはまる。適当な位置においてみると焦点距離もばっちりだ。三脚は設置面積をかなり食うが、棚の間にはめて、ソファーではさんでみると、これがジャストフィット!
ソファーに腰掛けて、いろいろな映像をみてみる。
うーん。でかい。25インチのTVがおもちやみたいだ。PSなんかもやってみたが、ゲームは大迫力。映画はまさに映画館。 こうなると音も欲しくなり、昔買ったサラウンドAVアンプ(5in1ではない)を置いてみた。スピーカーはフロント、リア、センター。ウーハーはなし。DVDとしてのPS2にもコンポーネント端子が出せるアダプターを導入し、つないでみる。 かくしておうちで映画館が完成した。マッサージ椅子に次いで、これも実現したい1つだったので感無量である。さすが、れいこの物欲様様であーる。 |