■2001/01/13(過去のコラムを再編) ■まさぞうが考えるOAチェア選定条件 OAチェアはパソコンを使ったクリエイティブなシチュエーションで使うものである。この物欲の一品には、次の条件が不可欠である。
■さて選定だ 椅子のような物欲アイテムは現物をみて腰掛けてみないと買ったあと必ず後悔する。靴なんかもそうだ。体に触れ、体の動きにフィットすることが求められる。 出掛けたのははLAOXコンピュータ館。ここでは数年前、衝撃的な出会いをした椅子があったところだ。今回の選定のポイントともなるので、まずこの椅子の話をしよう。 椅子の名前は「エクアチェア」。6万円もするOAチェアであり、売り場ではビデオによる解説が流れていた完全受注生産品である。この椅子の何が優れていたか。それはリクライニングするときに背もたれとともに座面が沈み込む機構である。座面が沈み込むと背もたれと座面角度が一定に保たれる。これは腰にかかる負担をかなり軽減してくれる。さらにこの椅子の画期的なところは、座面の前の辺を軸として沈みこむことである。こうすることで、座面が沈み込んでも、座面の前の辺と床の距離は一定になり、ひざから下の脚が浮き上がらないのだ。この椅子との出会いによって、OA椅子について特別なこだわりをもつようになった。たかが椅子、されど椅子である。 ということで、最初の選定は、条件2の「作業に適した体勢を保てる」ために座面が沈み込む椅子を選ぶ。ここで、1万円以下の背もたれがパタンと倒れる椅子や、オフィスでも見られるような3万円程度の椅子がことごとくサヨナラ。 次に様々な体勢をしてみる。発想を広げるとき上を見上げることを前述したが、その体勢をしたときに新たな気づきがあった。それは背もたれの短い椅子はその体勢ではホールドするものがなく、リラックスできないことだ。この時点で、大部分の椅子が候補から消えた。14万円の椅子も躊躇なくサヨナラ。 3種の椅子が残った。最後は条件1の「長時間座っていても疲れない」ことを考慮点としていれてみる。3つの違いは座面および背もたれの材質だ。2つは合成革。1つは車のシートのような布生地。合成革の奴よりも布生地の方がクッション性があること、車でも牛革よりも布シートの方が好みであること、調整レバーが上下調整とリクライニング固定の2つに分かれており使いやすかったことを考慮し、物欲の一品は17800円で選定された。 ■物欲レビュー 家でさっそく試してみる。組み立て式なので30分ぐらいで組み上がる。ネジに脱落防止用の塗料が塗ってあり、締め付けるときには若干力がいるが、はずれにくくなるという点が考慮されているのは評価すべき姿勢だ。若干、新車のときのようなシート臭がするが、必殺兵器消臭剤で解決。 さて、座ってみた。うーん、快適、快適。ソファーベッド、マッサージ椅子に引き続き第3のいねむり危険地帯になること間違いなし。(爆) 機能、デザイン、価格ともに満足がいったということでこの件に関する物欲は完結ということで。 |